毛穴の開きや黒ずみが気になる、お肌のくすみを改善したい、ニキビなどの肌荒れをどうにかしたいという方は、ケミカルピーリングをご検討ください。

こちらでは、ケミカルピーリングとは何か、美容皮膚科で行うピーリングと市販のピーリング剤との違いをご紹介いたします。ピーリング、美容皮膚科に興味がある皆様の参考になりましたら幸いです。

◆ケミカルピーリングの概要

ケミカルピーリングとは、顔全体に薬剤を塗布し、古くなった皮膚の角質を剥がして新しい皮膚の生成を促す治療のことです。毛穴の開きや黒ずみ、お肌のくすみやハリ、ニキビ・ニキビ跡の肌荒れなどの改善が期待できます。

私たちのお肌は、健康な状態だと約28日周期で生まれ変わりますが、不規則な生活やバランスの悪い食事、ストレスなどによりこの周期が乱れると、肌表面に古い角質が溜まってしまいます。この角質が毛穴の開きやニキビなどの肌トラブルを引き起こす原因となるのです

ケミカルピーリングは古い角質を取り除くと同時に、薬剤に含まれる美容成分が表皮の深部まで浸透し、新しい皮膚の生成を促します。イオン導入やダーマペンなど、他の美容治療と併用することで相乗効果が期待できるため、まずはケミカルピーリングを行うクリニックをチェックしましょう。

◆市販されているピーリングとの違い

ドラッグストアなどにもピーリング剤が販売されていることから、「クリニックに行かなくてもよいのでは？」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。

しかし、美容クリニックや美容皮膚科で行うピーリングと市販のピーリングは、薬剤の濃度が違います。クリニックのピーリング剤にはグリコール酸、サリチル酸（マクロゴール基剤、エタノール基剤）、トリクロロ酢酸（TCA）など様々な種類の薬剤があり、お肌の状態や肌質に合わせて薬剤の種類を変えたり、濃度を調整したりします。

一方で市販のピーリング剤は濃度が低く、種類が限られています。主に石鹸タイプ、美容液タイプ、洗い流すタイプがあり、自分で自分の肌に合うものを選ばなくてはいけません。お肌の状態はいつも同じではなく、季節や環境、肌トラブルなどによって変わります。その中で、市販のピーリング剤をいくつも使い分けながらケアをするのは大変です。自分に合うものがわからず、効果が実感できないということもあるでしょう。市販のピーリング剤はお肌に角質を溜めにくくするお手入れのために行い、古くなった角質を除去したいという場合には美容クリニックや美容皮膚科を受診することをおすすめいたします。