多くの方が悩んでいる肌トラブルに、ニキビがあります。一度ニキビができるとなかなか治らず、間違った方法でケアするとさらに悪化したり、跡が残ったりしてしまいます。スキンケアを見直すだけでは改善しないニキビであれば、皮膚科へ相談することもご検討ください。

こちらでは、ニキビの原因と治る期間についてご紹介いたします。

◆ニキビの原因

・過剰な皮脂の分泌

皮脂そのものはニキビができる根本的原因ではありませんが、過剰に分泌されることで、毛穴の詰まりの原因となります。皮脂が増える原因は様々ですが、思春期ニキビは成長ホルモンの影響が深く関係しています。また、女性は生理前になると黄体ホルモンが増え、これにより皮脂が増えてしまうためニキビができやすくなるのです。

糖分や脂肪分の多い食生活を続けることも皮脂の分泌量を増やす原因となりますので、自分の食生活を見直しましょう。

・毛穴の詰まり

皮膚の毛穴には、皮脂腺というものがあります。皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から皮膚の表面に出ていくのですが、お肌の1番外側にある角層部分が角化異常により厚くなることで皮脂の出口である毛穴を塞いてしまうことがあります。それにより、皮脂やお肌の老廃物が詰まり、ニキビが発生してしまいます。

角化異常を引き起こす原因として、睡眠不足や疲労、お肌の乾燥、紫外線による刺激などがあります。

・アクネ菌の増殖

アクネ菌とは、誰もが持っているお肌の常在菌です。普段はお肌を弱酸性に保ち、有害な菌が皮膚に定着するのを防ぐ働きをしてくれます。しかし毛穴が詰まり、酸素が供給されない状況になると、嫌気性菌（酸素を嫌う菌）であるアクネ菌は増殖して炎症を引き起こしてしまいます。

◆ニキビが治る期間

ニキビが治るまでの期間は、ニキビの状態や治療の仕方などによってそれぞれです。そのため、必ずしもこの期間に治ると断定できるものではありません。数日で治るものではなく、1年以上の治療が必要な場合もあるため、根気強く治療を続けることが何よりも大切です。治療は、最低でも3ヶ月以内は続けましょう。よくなってきたからといって自己判断で治療を中断せず、医師の指示に従ってください。

また、少しでも早く治したいというのであれば、治療や薬だけに頼らず、生活習慣や食生活、洗顔、スキンケアなどを見直し、正しいケアを心掛けることも大切です。日々の工夫で皮脂コントロールの改善は可能ですので、スキンケア方法についても医師にお気軽にご相談ください。

山梨にあるさおり皮ふ科クリニックではニキビ治療として、皮膚表面の古くなった角質を取り除くケミカルピーリングや、ビタミンC、トラネキサム酸を真皮層まで届けるイオン導入などをご用意しています。

また、消えないニキビ跡に対しては山梨県初導入の最新機器「ダーマペン4」で治療を行いますので、お気軽にお問い合わせください。