美容皮膚科ではしわ取り、ニキビ治療、たるみ治療など様々な治療がありますが、その中でも人気の施術の一つにしみ取りがあります。しみに悩む女性は多く、普段は化粧やマスクで隠しているという方もいらっしゃるでしょう。そういった方は、ぜひ美容皮膚科にご相談ください。

こちらでは、しみの種類と自宅でできる対策についてご紹介いたします。

◆シミの種類

・老人性色素斑

一般的に「しみ」と言われるものは老人性色素斑のことで、顔中どこにでもできる円形のしみです。紫外線の浴びすぎによってお肌のメラニンが増加し、うまくお肌から排出されずに残ることでできます。年齢とともに数が増えたり、色が濃くなったりします。

・そばかす

目の下や中などに複数できる、直径1～4mmの丸い小さなしみです。遺伝的要素が強く、幼少期から出始めます。紫外線などで悪化し、色が濃くなったり増えたりします。顔以外に、背中や手に発生する場合もあります。

・肝斑

目の下や頬、額、口まわりなどにできることが多く、左右対称に生じるのが特徴のしみです。女性ホルモンの影響を受けるため、妊娠・出産を経て出てきたり悪化したりします。

・炎症後色素沈着

火傷やニキビ、アトピー、かぶれ、虫刺されなど、様々な原因により皮膚が炎症を起こし、その跡がしみとなって残ったものです。年齢関係なく発生しますが、加齢とともに代謝が悪くなることで残りやすくなります。

・脂漏性角化症

老人性イボと呼ばれるものです。こめかみや顔の側面、手、首など紫外線が多く当たる場所にできやすく、年齢とともに大きくなったり数が増えたりします。

・ADM（後天性真皮メラノサイトーシス）

正確には、しみではなく後天性のアザの一種です。頬の両側や頬骨部にまとまって出現し、お肌の表皮ではなく真皮層に現れます。

◆自宅でできる簡単なシミのケア方法

しみを作らない、増やさないためには、正しい方法でお肌をケアすることが大切です。

・皮膚科がお伝えするセルフケア方法1.UVケア

しみの発生や悪化させる原因となるのは、紫外線です。曇りの日でも季節関係なく1年中降り注いでいるため、しっかりと紫外線対策をすることが大切です。

紫外線にはガラスやカーテンを通過する「UVA」という種類があるため、室内にいるときもUVケアが欠かせません。

・皮膚科がお伝えするセルフケア方法2.保湿ケア

お肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線によるダメージを受けたりターンオーバーが乱れたりしてしまい、メラニン色素を含んだ角質がお肌に停滞しやすくなります。そのため、しっかりと保湿をしてお肌にうるおいを保つことが大切です。

・皮膚科がお伝えするセルフケア方法3.洗顔

お肌のターンオーバーを整えるためには、洗顔も大切です。たっぷりの泡で転がすように優しく洗い、お肌表面の古い角質を落としましょう。